踊りの師匠・歌次(毛利郁子)は、伊勢屋の手代・清二郎を誘惑して関係を持ったが、清二郎は伊勢屋の娘・お千代と相思相愛だった。清二郎が伊勢屋の跡取りになるのをよく思わない番頭の彦六は、伊勢屋の主人が歌次を見て昔関係のあった女に瓜二つだと言ったことから、歌次を伊勢屋の娘に仕立て上げるようと考える。そこで邪魔なお千代を、歌次が竜神堀に誘い出し…… “蛇” シリーズ第2弾。三隅研次の演出はメリハリがあって、恐怖シーンのショック度合いが高いものとなっています。だけど、主演の毛利郁子は悪女ぶりを発揮したものの、襲いかかる蛇に乳房や太腿を露わにしてもがき苦しむシーンが呆気なくて不満です。当時としては映像の限界なのかもしれませんね。