やさしいお爺さんとお婆さんが飼っている犬が吠えた土の下を掘ると、小判が出てくる。それを見ていた隣の乱暴な爺さんが、犬を借りて土を掘ると、古い壺からカエルやヘビが出てくる。怒った爺さんは犬を殺してしまう。やさしいお爺さんは犬の墓の側の木を貰い、臼と杵を造り、それをつくと、また小判が出てくる。乱暴な爺さんがつくと、散々な目に合い、臼と杵を燃やしてしまう。やさしいお爺さんはその灰を手に殿様の前に召し出され、「評判の花咲爺」として枯れ木を満開にさせ、褒美をもらう。乱暴な爺さんは「花咲爺の本家」と偽り、殿様の前で灰をまくが、ただの灰なので矢で射られる。その後、やさしいお爺さんは殿様の御前を花でいっぱいにする。