脚本家の大森は、読者モデル上がりで芝居も歌も出来ず、顔とスタイル以外の売り物はない女優の高階麗子を主演にした低予算ビデオ映画の脚本を依頼される。彼は若いが名の売れた脚本家で、映画ドラマなど問わず面白い作品を書くが、今や仕事は激減し、低予算ビデオ映画の脚本を書くまでになった。
大森は依頼主のプロデューサー中村から、資料として女性のスナッフ写真を見せられ、25年前に死んだ姉・友子を思い出す。友子は大学生の時に同じ大学の映画研究部の学生グループにレイプされ殺害された。大森はその資料を提供した高山と名乗る男に接触し、スナッフの虜になった彼の話を聞きながら自身も興味を抱き出す。
気づけば大森はレイプ、拷問、スナッフといったことばかり書いていた。そして高山と親しくなるうち、自分が姉・友子に対して性的興奮を覚えていたこと、またその興奮は殺害するという結果に結びついていた事に気づき、高階麗子が友子に瓜二つであり、麗子に性的興奮を感じていたことを告白する…。