須長茂夫の同名小説を、大橋喜一と武田敦が脚色し橘祐典が監督。実在した学習塾がモデルになっている。1976年に「新どぶ川学級」が製作された。 学費を稼ぐため関東鉄工でアルバイトをする大学生の須藤は、第一組合に参加し組合員の子供である松田明の家庭教師をすることになった。須藤の教え子は順調に増えていくが、同僚の桑山が学校の教育方針をめぐって校長に抗議するに至り、地元の有力者たちから「第一組合の勉強会」と非難され、規模を縮小せざるを得なくなる。残った子供たちは学校に内緒で勉強に励み、三学期を優秀な成績で終えることができた。その四月、勉強会は新たに生徒を加えて「どぶ川学級」と名付けられた。学校で生徒総会が開催され、学級の生徒たちは学校の教育方針に対する不満を訴え始めるのだったが…。